Synology製品の一部モデルではペタボリュームが利用可能ですが
「Surveillance Station」での利用についてはメーカー動作サポート外となります。
Peta VolumeはBtrfsというファイルシステムを用いますが
サーベランスステーションは下記の理由でext4というファイルシステムを推奨しております。
●ファイルローテーション:
定期的に録画をローテーションすると、ボリュームが断片化され、Surveillance Stationが連続したストレージスペースを見つけられなくなる場合があります。 Ext4は基盤となる構造を最適化し、Btrfsよりも断片化しにくいため、より優れたシステムパフォーマンスを提供できます。
●チェックサム検証:
Btrfsが連続的に記録されたデータの各部分に対してチェックサムを実行すると、非常に時間がかかります。一般に、1つのデータのみが失われ、損傷を修復するためにチェックサムが必要ない場合、ビデオは影響を受けません。
●Snapshot Replication:
ユーザーは通常、他のファイルほど頻繁には録画を編集しません。
そのため、Btrfsのスナップショットレプリケーション機能が提供するポイントインタイムデータコピーは必要ありません。
上記の理由によりBtrfsとext4を比較した場合、サーベランスステーションにおいてはext4が優位と
なりメーカーとしましても非サポートとしている状況でございます。
メーカーにてペタボリュームは非推奨ですが万が一、ご利用頂く事を検討している場合には
メーカーにて個別で案内を実施しております為、DSM内のサポートセンター又はSynologyアカウントページより直接お問い合わせ下さいませ。
※2022年9月時点での情報となります。内容に変更が生じる場合もございます為
予めご了承のほどお願い致します。