BIOS設定のLong Duration Power LimitおよびShort Duration Power Limitに入力いただく数値については
お使いのIntel CPUによって多少異なりますが、以下が推奨値となりますのでご参考下さい。
■第11世代までのCPU(i7-11700Kなど)
デフォルトではCPUのTDPに記載の数値がLong Duration Power Limit(PL1)に設定されていますが
高負荷時などにパフォーマンスが落ちてしまう為、パフォーマンスを優先する際には以下に設定する事で電力制限を解除して運用が可能です。
(但し、発熱も増しますので冷却には十分ご注意下さいませ)
※パフォーマンス優先
Long Duration Power Limit(PL1):TDPの1.5倍~2倍の数値
Short Duration Power Limit(PL2):PL1で設定した数値+50W程度の数値
どちらも設定上限範囲(4095Wなど)の数値を入力する事でリミット無しでの運用が可能です。
■第12世代以降のCPU(i7-12700Kなど)
デフォルトの値で無制限となっている場合などもございますが、Long Duration Power Limit(PL1)が
65Wなどで設定されている場合には以下の項目に変更する事でパフォーマンス優先の挙動となります。
※パフォーマンス優先
Long Duration Power Limit(PL1):CPUの最大ターボパワー(MTP)の数値
Short Duration Power Limit(PL2):CPUの最大ターボパワー(MTP)の数値
上記の数値を入力する事でCPUをパフォーマンス優先での運用が可能です。