※以下の内容はDSM6.0までの内容となっており、DSM6.2以降ではDSMのバージョンダウンは出来ません。
Synology DSM はバージョンダウンが出来ない仕様となっており、どうしてもバージョンを下げたい場合は
WinSCPでログインし、バージョン管理ファイル直接編集する必要があります。
こちらのFAQではSSHを使用したCUIでの操作をご紹介しておりますがこのFAQではWinSCPを使用した
方法をご案内致します。
※DSM6.0からSSHログインの仕様が変更となり、従来のrootユーザーによるログインが出来なくなしました、そのためDSM6.0以降からのバージョンダウンの実行には、WinSCPによる方法が使用出来ません。こちらのターミナル編を参照しまして実行して下さい。
1) GUI に、admin でログイン、[ コントロールパネル ] -> [ 端末とSNMP ] から、 [ SSHサービスを有効化する ] をチェックして [ 適用 ] します。
2) WinSCP 画面で転送プロトコルを SCP 、ホスト名に Synology の IP アドレス、続けてユーザー名に root パスワードはadmin権限を持つユーザーのスワードを入力してください。
3) /etc.defaults/VERSION ファイルは以下の様なテキストファイルとなっており、このファイルを編集して、ダウングレードしたいバージョンより低いバージョンへと変更します。
majorversion="5"
minorversion="0"
buildphase="hotfix"
buildnumber="4493"
smallfixnumber=3
builddate=2014/07/19
4) /etc.defaults/VERSION をWinSCP内蔵エディタで編集します。標準では右クリックすると“編集”コマンドが表示されます。
例えば、ダウングレードしたいバージョンが 4.3-3827 ならば、それより低いバージョンとして以下の様にします。 (※行のみ変更)
majorversion="4" ※<-
minorversion="3" ※<-
buildphase="hotfix"
buildnumber="3775" ※<-
smallfixnumber=3
builddate=2014/07/19
書換えが完了したらエディタの左上にある保存ボタンを押します。
5) 以上で、本体バージョン情報をダウングレード先のバージョンよりも下へと偽装が完了しましたので、[ コントロールパネル ] -> [ 更新と復元 ] より、偽装したバージョンより新しいDSMのPATファイルを指定してください。古いDSMはこちらからダウンロード可能です。